1: マジ卍速報 2022/03/16(水) 04:44:34.35 ID:EI2Wqq6a0●.net
「ほめる教育」で自己肯定感は高まらない衝撃事実
私は、ほめて育てるということが言われ始めた1990年代以降、若者の自己肯定感が高まるどころか、むしろ低下していることを指摘してきました。
たとえば、日本青少年研究所が行っている高校生の意識調査(日本・アメリカ・中国・韓国の比較調査)によれば、「自分はダメな人間だ」という項目が「よくあてはまる」と答えた日本の高校生は、「ほめて育てる」ことがあまり言われていなかった1980年には12.9%でしたが、「ほめて育てる」ことが徹底して行われるようになって久しい2014年には25.5%と2倍になっています。
しかも、「まあそう思う」も含めて、「自分をダメな人間だと思う」という日本の高校生は、2014年には72.5%となっており、7割以上が「自分をダメな人間だと思う」と答えています。
(中略)
また、国立青少年教育振興機構が2017年に実施した高校生の意識調査(日本・アメリカ・中国・韓国の比較調査)では、日本の高校生で「私は価値のある人間だと思う」を肯定する者は44.9%、「私はいまの自分に満足している」を肯定する者も41.5%にすぎず、過半数が否定しており、報告書では日本の高校生は自己肯定感が低いとしています。
この調査では、日常的な心情についての質問もしていますが、日本の高校生の結果をみると、「落ち込む」という者は54.8%、「ものごとに集中できない」という者は45.6%、「なんとなくいらいらする」という者は45.4%というように、ほぼ半数がこのようなネガティブな心の状態になっています。これでは自分をなかなか肯定できないのも無理はありません。
■なぜ暴力をふるう子どもが急増しているのか
自己肯定感が低いと、このように気持ちが不安定になりがちで、落ち込んだり、イライラしたりしがちです。それに関連して着目したいのが、小学校における暴力事件が急増していることです。
(中略)
かつては荒れる中学生などと言われ、思春期にあたる中学校が飛び抜けて多かったのですが、このところ小学校の件数が急増し続けており、今では小学校の発生件数が断トツに多くなっているのです。
(中略)
いずれにしても、「ほめて育てれば自己肯定感が高まる」というのは、この結果からも功を奏していないばかりか、まったく的外れだったとみなさざるを得ません。
(中略)
大人がなぜきちんと叱らなくなったのか。そこに潜む利己的な思いを子どもたちはしっかり見抜いているのです。生徒のためではなく、自分かわいさゆえに叱らなくなったのだ、と。
(中略)
なんでもほめるばかりでは社会性が身につかず、自分の衝動をコントロールする力もつかないため、社会にうまく適応していくことができず、また思い通りにならない現実の荒波を力強く乗り越えていくたくましさも身につきません。それでは真の自己肯定感が高まるわけがありません(中略)
結局のところ、自己肯定感は、けっしてほめることで高められるようなものではないのです。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/4532a518e4a8aa2a9a867f9e68c834b02f05c6d6 続きを読む